オタクのグルメ

映画やゲーセンが好きなオタク(小島 優 @ky_the_movie)のブログです

僕のラジオ・デイズとラジオ遍歴

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筋を通すとか区切りを付けるとかということではなく、単にセンチメンタルを拗らせてこの記事を書いている。

思えば2019年はこの「ガールズラジオデイズ」というコンテンツに狂わされっぱなしだった。世も令和になり、メディアの主戦場はインターネットに腰を落ち着けてから大分時間が過ぎ、TVメディアたちが今更自分たちの意義を見つめ直す、という実質的な沈みゆく船からの救難信号を上げているこの時代に、女の子達にラジオをやらせる。という三週遅れたんだか、それとも企画者の脳内に存在したであろう強大なノスタルジックを拗らせたんだかよく分からないこのコンテンツのことが、大好きだった。

 

このコンテンツについては先人たちが散々語ってくれているのでまだ聴いていない人が居るのであれば、今すぐこんな自分語りクソブログのことなんか忘れて本編を聴いて欲しい。

ch.nicovideo.jp

 

livedoor.hatenadiary.com

ざっくりどういうコンテンツか知りたい場合、こちらのブログが良く纏まっているので参考にしてください。

 

 

じゃあ何の話をするんだということだが、結局自分語りだ。

隙あらば自分語り、などというインターネットミームのせいでその価値を地に落とされた自分語りではあるが、そもそもあれは匿名掲示板の見知らぬ誰かぬ向けられた言葉で有り、常日頃からその人生をつぶやきと言う形を通して知っているフォロワーに対してはその限りではない、と思う。少なくとも僕はその程度には他人に興味を持ちたいと考えている。

 

というわけでラジオ遍歴だ。何故かと聞かれると身内でブームだから、と答えるしかないのだが、このアカウントやブログに付き合ってくれている奇特な読者諸君は自分がとんでもないミーハーだということを知っていると思うので特に謝らないでおく。

 

ムギュっと!双恋!/田村ゆかりのいたずら黒うさぎ/堀江由衣の天使のたまご/野川さくらのマシュマロタイム♪ etc......

そもそも僕は所謂ガリ勉野郎だった。三度の飯より勉強が好き、というほどでは無いが、大した趣味が有る訳でもなく特に目標のない自分にとって勉強という行為は時間を潰すのに中々都合が良かったのだ。そんな不真面目極まりない理由で机に向かっていたものだから、ラジオという存在にはかなり助けられることになる。

ちなみにこの頃の僕はまだオタクではなく(というか電車男の前でオタクという概念が世間一般に浸透していなかった)たまたま祖父から譲り受けたラジカセが文化放送にセットされており、深夜に垂れ流していたらアニメ・声優ラジオばっかりで、そこから深夜アニメにどっぷりという過去があったりする。

 

懐かしくなって実家から持ち出した荷物を漁ってみたら、奥底の方にMDプレイヤーがあったので充電して聞いてみると、こむちゃっとカウントダウンが録音されており、MCの櫻井孝宏植田佳奈が元気にアニメソングの流行りについて語っていた。ちなみにこの記事を書く決意をしたのは、大好きだったunicorntableのFLY AWAYやsavage geniusのForever...なんかをここで久しぶりに聞いたからだ。

www.youtube.com

www.nicovideo.jp

何人に通じるんだろうね、このネタ。

 

さきほど雑多にタイトルを上げてしまったけれど、正直の所あまり内容を覚えていなかったりする。勉強してたし、そもそも中学生に深夜一時は少し酷な時間だし。でもなんだか凄く楽しかったことだけは覚えていて、いい意味でラジオってそういう気楽に付き合えるところが好きだった。

 

 

ほめられてのびるらじお/うたわれるものらじお/霜月はるかのFrost Moon Cafe

高専に入り、見事にネトゲにハマる量産型ダメ学生にジョブチェンジした僕は、虚無の周回のお供としてネットラジオを活用するようになった。そこで白羽の矢が立ったのがインターネットラジオステーション音泉だった、という訳だ。急速に携帯電話が普及したり各家庭にPCがあるのが当たり前になったりと、インターネットというものがだいぶ身近に感じられるようになってきたりしたのもこの頃で、人と人の距離がぐっと縮まったことにガラにもなく感動したことを覚えている。

だから、多分自分にとってのラジオというものがこの辺りを境に意味を変えたんだと思う。暇なとき、そこに行けば誰かがいるたまり場のような場所から、消費されていくコンテンツへと。ここら辺の境は実に曖昧で、今でも答えを出せていない。

 

バンドリ!ガルパラジオ with Afterglow

大分時間が飛ぶ、当時自分は深夜3.4時頃まで働くことが常態化していて、まぁ有り体に言って心も身体もボロボロだった。仕事自体は自分がずっとやりたいことをやっていたのでそこに文句はないのだが、まぁだからと言って疲労が取れる訳ではなく、このラジオのことをゴールテープと呼んでいた。

 

 

ラジオの話をしようと思いっていたのだが、結局人生についてのお話になってしまった。多分、自分にとってのラジオは未だにコンテンツになりきれていなくて、人生に付いて回る影のようなものなのだろう。

多分アップデートするべき価値観なのだろうが、僕自身が割とこの感覚を好んでいるのが困りものだ。